可変式スリーブを採用
これまでオノフのドライバーには挿しっぱなしのシャフトを採用してきましたが、今作2020年モデルからようやく可変式になりました。
個人的には、こうしたハンデキャップの高い人向けのモデルこそ可変式にしてほしいと思っています。
それはレベルが高い人ほど一定にスイングを出来る傾向にあり、低い人ほどばらつくからです。
そうすると、試打した時と練習場やコースでは違うスイングをしていることもしばしば。コースでうまく打つことがゴルファーの使命ですから、コースで微調整できる方が実用的です。
それではまずは試打データから見ていきましょう。
試打データ
ヘッドスピード | 52.3m/s |
平均キャリー | 275y |
平均トータル | 294y |
平均サイドスピン | 191rpmドロー |
平均バックスピン | 2873rpm |
平均打ち出し角 | -2.6° |
平均打ち上げ角 | 16.4° |
最大の高さ | 51y |
落下角度 | 47° |
左右ブレ | -25y |
サイドスピンは全てドローで少ない値で安定しています。
最大飛距離はキャリーで286y、トータル308yです。
バックスピンはやや多いですが、ボリュームゾーンは2500rpmくらいですから、そこまで高弾道仕様でもなさそうです。
感覚としては、打ち出しから左に飛び出す捕まりの良さを感じますし、右に飛んでしまうことは考えにくいです。
デザイン
特徴的な溝がソールに彫られています。
日本メーカーはこういった溝の機構を多用していますが、たわませられる量が少ないヘッドスピードの低いユーザーには効果があるのか疑問に思います。
こちらもシャローバックです。
ややフックフェースに見えました。スリクソンZ585にそっくりです。
各種重量
ヘッド重量は約190gです。可変スリーブのモデルなので標準的なヘッド重量ですね。
AKAもRD5900同様後方にウェイトがあります。
スリーブ
合計8つのポジションが選べます。
捕まりを抑えるフラットポジション。
あとはシンプルにロフトを変えるポジションです。フェースをスクエアに近づけるならLOWERが良さそう。(実際はあまり変化なし)
データチャート
チャートにすると悪くはないのですが、これといったトピックや強みが無いのが残念です。
打感や音もスリクソンと大差ないです。
総評
わざわざ選ぶほどでは無いかと感じました。
見た目はシンプルでおしゃれですが、それで目を瞑れるほどの性能ではありません。
可変になったのは評価したいですが、それ以外は特に褒めるところはありません。
おススメ度
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