原英莉花プロも大絶賛のぶっ飛び(?)ドライバー
ミズノMPシリーズの後継モデルとして久々に登場したのが、ミズノプロ モデルS/モデルEです。取扱店舗が少ないので、大きなショップでないと試打できません。
この記事でレビューするモデルSはディープフェース&ハイバックで非常に玄人好みなデザイン。さすがミズノプロといった感じですね。
では早速、ミズノプロ、モデルS(435cc)ドライバーをレビューしていきます。
試打データ
ヘッドスピード | 49.4m/s |
平均キャリー | 276.y |
平均トータル | 299y |
平均サイドスピン | 844rpmドロー |
平均バックスピン | 2134rpm |
平均打ち出し角 | -2.6 |
平均打ち上げ角 | 15.4 |
左右ブレ | -63y |
飛距離はまぁ、普通かと思います。
かなり期待していたので、がっかりしました。今回試打したのは純正シャフトではなく、ディアマナDF60Sです。
というのも、純正シャフトではモデルSでさえふけ上がってしまったからです。純正はSフレックスでトルク5.6、重さ55g。エピックフラッシュの純正シャフトとスペックは似ているのですが、こちらは弾道が高くなってしまいました。
カスタムにしたので、トータル重量が10gほど重くなります。ですので、ヘッドスピードはやや低い数字が出ました。
打感と音
振りぬく打感
ミズノと言えば打感です。アイアンもさることながら、ドライバーでも打感の評価は高いです。
モデルSの打感は今までのミズノのドライバーよりもより柔らかく、薄い打感でした。正直、前作のMPドライバーの方が気持ちよかったように思います。
かつて打ったことのないほどの抜け感で、真に当たっているのか分かりにくかったです。ですので、ちょっと期待外れでした。
ヒットポイントが高い場合は少し硬い打感になるものの、他の場所では打感がほとんど変わらず、イマイチ打ちこなせません。
まさにミズノ
どうもブリヂストンが海外勢に迎合したような高性能ドライバーを作ってしまったので、打感と音が良いドライバーはヤマハとミズノのみになってしまいました。
先に述べた通り、打感はそこそこでしたが、音は最高です。これはミズノにしかできない技でしょうね。
ホームページにもミズノ契約のプロたちが打っている動画がありますのでぜひチェックしてください。
ただ、こればかりは実際に打つしかないでしょう。
どうにも扱えない
はっきり言うと、私には使い物になりません。
純正で打っていた時のバックスピンの多さで心配になっていたのですが、シャフトを変えてそれは解消できました。
しかし、サイドスピンの多さに変化はありませんでした。
飛距離性能が高いとは決して言えないので、非常に残念です。安定した方向性があれば、私の評価も変わっていたことでしょう。
ただ、私はあくまでドローヒッターですから、スライスがでるハードヒッターの方には良いかもしれません。まぁ、サイドスピンがドローにだけ出やすいのであれば、の話ですが…
データチャート
飛距離は去年モデルのM4と同じくらいです。宣伝にある「ぶっ飛び」は真に受けない方がよさそうです。
そして、安定性とスピン量、難易度はかなり低評価。フェードヒッターなら、意見は真逆になるかもしれませんので、いろいろ情報を物色するか、ご自分で確かめていただければと思います。
ちなみに、価格はカスタムで7万少々なので意外とお手頃で高評価。
総評
嫌いです。
今シーズン打った中でも最悪のドライバーだったことは間違いありません。打ち出し角から左に出てしまうのはハードヒッター向けのドライバーとは言えませんし、弾道も高すぎます。
見た目のかっこよさ、音の良さは評価しますが、振り返ってみるとそれもアドバンテージになるほどでもありません。
おススメ度
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