新生エピックはAIが設計
キャロウェイからエピックの新作が発売されるとのことで早速試打してきました。前作のエピックはアメリカでの売上本数が1位だったり、その飛距離で話題になったのも記憶に新しいです。
今作は、AI技術によりはじき出された設計をもとにクラブを作ったようです。
なんと左右非対称のフェースで、注目すべきは中央が薄いことです。いままでのキャロウェイは中央を肉厚にすることが多かったのでこれは確信的です。
人が考えていたらおそらく思いつかないでしょう。特にキャロウェイはまるで逆の考え方をしていましたから。
まぁ、正直この辺の話はよく分かりませんし、本当なのかイマイチ信じていないので割愛いたします。
早速試打データを見ながらレビューしていきます。

試打データ
ヘッドスピード | 54.3m/s |
平均キャリー | 288y |
平均トータル | 309y |
平均サイドスピン | 145rpmフェード |
平均バックスピン | 2397rpm |
平均打ち出し角 | 0.8 |
平均打ち上げ角 | 15.7 |
左右ブレ | 13y |
総重量が293g(S)で前作は確か290gだったので少しだけ重くなったようです。ですが、ライバルとされるM6やJGRよりわずかに軽いです。
シャフトはスピーダーのエピック仕様。つや消しカラーがなかなかかっこよいです。
まず注目して頂きたいのがヘッドスピードです。以前Mグローレを試打した時のデータで似たような数字が出ましたが、その時はヘッド負けしてしまい飛距離は伸びませんでした。
一方で、このエピックフラッシュスター(以下スター)は全くそんなことはなくかなり良い数字が並びます。
飛距離の要素は、ボールスピード、スピン量、角度で決まります。スターのデータを見るとサイドスピンがかなり少なく、バックスピンも適切にかかっています。
しかも、打ち出し角も右に出ており理想的です。結果として最大飛距離がキャリーで295y、トータル315yになりました。
エピックフラッシュスターはこんなクラブ
やはり捕まります。
他の二つに比べてスターが一番慣れるのに時間を要しました。私はドローヒッターなので、捕まるクラブが得意ではありません。よって、強引にフェードにしているので飛距離はこのくらいになったのかなと思います。
そして、打感が一番硬いです。私はこの打感が好きではありませんが、まさに前作のエピックと同じでなつかしさを覚えました。
ちなみに、前作のエピックスターの最大飛距離は309yでなんと6yも伸びているわけですから驚きです。
シャフトの感触
今回試打したのは純正のスピーダー。キャロウェイのことなのでおそらくエボリューションⅣをベースにしているのではないかと勝手に予想しています。
トルクが5.6で中調子。これを見てもやはりエボリューションⅣベースなのかなと思わざるを得ません。
しなり感はまずまずで、しなり戻りがやや早い(走りすぎ)と最初は思いましたが、無印エピックを打った時は感じなかったのでヘッドとの兼ね合いだと思います。
データチャート
軽いので、飛距離は少し厳しめに8点ですが概ね高評価。安定性はそこまで高くはないので6点。
まぁ、前作比で6yの飛距離アップをするのは簡単なことではありませんし、それでいてスピン量をコントロールしているのはかなり秀逸だと思います。
総評
今回はエピックフラッシュのすべてのヘッドを純正シャフトで試しましたので、相対的にスターが飛ばない感じになってしまいましたが客観的に考えてみると十分飛んでいます。
ハードヒッターが飛ばすためというより、中級者でヘッドスピードが45以下の方向けだと思います。シャフトとの相性はそこそこ良いので、純正で組むのがやはりベストでしょう。
打感が前作のエピックとかなり似ており、まさに「前作エピックスターの上位互換」だと思いました。
適切な重量設定とシャフトトルクのセッティングで高評価に値すると思います。
おススメ度




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