高弾道、捕まる、打感良し
コブラのドライバーを高性能計測器で打つのは初めてでした。
どんなものなのか分からない状態で試打したので、ある意味新鮮です。見た目は黄色をベースに赤がさし色で入っているようなデザイン。
あまりコブラの歴代モデルの知識が無いので、前置きはこの辺りにしてさっそくレビューしていきたいと思います。
試打データ
ヘッドスピード | 50.3m/s |
平均キャリー | 273y |
平均トータル | 292y |
平均サイドスピン | 128rpmドロー |
平均バックスピン | 3046rpm |
平均打ち出し角 | -0.5 |
平均打ち上げ角 | 13.4 |
左右ブレ | -11y |
今回の試打ではいつもと違って、ミート率が1.45で固定されていたのでややデータに違いがあると思っていたのですが、あまり関係なさそうです。
飛距離がキャリーで平均273y、最大281yと伸び悩みました。
サイドスピンが常にドローで256rpm~363rpmに集まります。打ち出し角も1°を超えないくらいの浅い角度で安定しています。
一方で、バックスピンは3000rpm付近なのでかなり吹いてしまいます。試打したロフトが10.5°だったということもありますが、仮に9.5°にしても2700rpmくらいになると思うので、この特性に変わりはありません。
球の集まりはそこまで悪くないと思います。ドローで左に20yくらいの所で集まるイメージです。
座りの良いヘッド
普通におくだけでこんな感じにストレートに構えることが出来ます。
おそらく、ヘッドの後ろにあるウェイトの形状が貢献しているものと思われます。
この位置に10gのウェイトが配置されています。M6ドライバーも同じような位置に46gのタングステンウェイトがあって、座りの良いヘッドになっていますね。
グリップ
このグリップが中々良かったです。
ラムキン社製のグリップでして、エンド部分に4.3gのコネクトセンサーが装着されています。
感触はぷにぷにしていて柔らかいです。質感からおそらくラバーだと思うのですが、グリップ力は抜群です。
しかも、センサーを合わせた総重量が43.8gと軽量。
ちなみに先ほどから書いている「センサー」は何かというと、これはCOBRA CONNECTというものでArccos Caddyというアプリと連携してデータを自動記録する電子式グリップです。
Arccos360という似たようなアイテムがもともとあるのですが、同等の機能を付けて約3万円とかなり高価です。
それが、もともとグリップに装着されているということです。
データチャート
コスパだけ最高評価の10点です。これは、そもそも57000円ほどという価格もありますが、グリップエンドについているセンサーが寄与しています。
しかも、可変スリーブはロフト角を調整することが可能です。Dポジションの説明が無いので勝手に「ドロー」と予測してみることにします。
5種類のロフト角と、ドローポジションの組み合わせで計8パターンを選択可能です。
総評
そこまで飛ばないので、このサイトを見ている方にはあまり魅力的でないかもしれませんが、コスパは間違いなく高いです。
デザインも攻めた色にしてはうまくまとめていますし、シャフトもほぼスピーダーエボリューションⅣのような見た目です。
性能は求めている人が多そうなゾーンなので試打する機会があれば試してみても良いでしょう。
おススメ度
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