ローグ三兄弟の一角
ローグシリーズには3種類のヘッドが用意されており、このローグだけが限定販売です。もちろんキャロウェイは限定と言いつつ、期間をあらかじめ決めないので早めに手に入れておくと良いでしょう。
ローグはローグシリーズの中で最も打感が柔らかく、飛距離性能も高いです。
個人的に嫌いな見た目と少し捕まりすぎるところが難点ですが、そこまでハードヒッターでなければぜひ打っていただきたいと思います。
試打データ
ヘッドスピード | 49.2m/s |
平均キャリー | 276y |
平均トータル | 306y |
平均サイドスピン | 478rpmドロー |
平均バックスピン | 1896rpm |
平均打ち出し角 | -1.8 |
平均打ち上げ角 | 11.8 |
左右ブレ | -42y |
シャフトは純正のS。(画像はSR)
ヘッドスピードが出にくいのはローグシリーズのヘッドの特徴かもしれません。ただ、初速は十分ですからあまり気にしなくても良さそうです。
平均キャリーがあまり高くないのはバックスピンが少なすぎるためだと予想されます。ダウンブローで入ってバックスピンが多い方なんかだとちょうどよく滞空時間が確保できるかと思います。
打ち出し角は左方向に出ているのでサイドスピンに対してかなり左に集まってしまいます。私がいつも計測しているフォアサイトという計測器はバックスピンが少ないとやたらランが多くなってしまいます。
ですので、実は落下地点はそこまで左ではありません。
ローグの特長
バックスピンは人によって一長一短ですので、評価しにくいですがふけ上がるようなスライサーにはピッタリだと思います。
そして、もう一つは打ち上げ角度です。
ローグほどヘッドの長いドライバーは打ちあげ角が小さくなりやすいです。バックスピンだけでなく打ちあげ角も小さいので弾道はかなり低いです。
私はもともと高弾道のボールが持ち球なので球が上がらない人は少し注意が必要でしょう。
個人的には今まで打ったキャロウェイ製のクラブで一番打感が良かったのも特長と言えると思います。
ローグドライバーの弱点
こうして書いて見ると弱点と言える弱点は少ないです。
強いて言うなら、ヘッドの形状です。ここからは本当に細かい話になるので無視して頂いても全く問題ありません(笑)
私のルーティーンでは一回ワッグルしてスイングに入るのですが、その時にどうしても右に抜けてしまいそうな予感がしてしまいます。
それは、構えた時にヒール側が沈んでしまうからです。
それゆえに右に打ち出すことを恐れて左に打ち出してしまいます。結果としてロフトも寝る方向になってしまったのでしょう。
普段のダイナミックロフト(インパクト時のロフト角)は小さくても18°程度なのですが、ローグはどのドライバーでもおおむね10°から13°。
これはさすがにたまたまではない、無視できない数字だと思います。
まぁ、だからと言って弾道が低いくらいで特に大きな問題はありません。
ヘッド重量
同じ重量帯のM6とG410SFTが194gですのでヘッド重量は結構軽いです。
データチャート
全体的に7点が多いです。
評価が高いのは飛距離。それ以外はどれもまずまずでしょう。シャフトが柔らかすぎるのでカスタムを組めばハードヒッターにも対応できると思います。
総評
エピックよりは確実に飛びます。
形状は好みが分かれるところで私は好きではありませんが、投影面積が大きいゆえに安心感がある方がいるのも事実。
総合的には他のクラブに比べて特別優れている部分が皆無ですが、逆に言えばそれが魅力なのだと思います。
おススメ度









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