ブリヂストンXD-3レビュー|ツアーBシリーズとして登場
ブリヂストンから出た新作、XD-3ドライバーを試打してきましたのでレビューして行きます。
既に何度か打ったことがあるクラブなのですが、改めて計測。
前作は3タイプのヘッドだったところを、1つに統一。カーボンクラウンに金属弦を仕込んだ今までのブリヂストンのドライバーにはない要素ばかり。
460㏄になったヘッドは194gで、トータル重量307g(S)。
では早速データからレビューしていきましょう。
試打データ
ヘッドスピード | 52.1m/s |
平均キャリー | 273y |
平均トータル | 294y |
平均サイドスピン | 108rpmドロー |
平均バックスピン | 2534rpm |
平均打ち出し角 | -1.6 |
平均打ち上げ角 | 15.8 |
左右ブレ | -15y |
最大飛距離は297yで、最低飛距離が290yと安定した数字でした。以前カスタムで打った時は最大飛距離315yだったので、飛距離は十分かと思います。
バックスピンも安定して低めの数字が出ます。しかも、サイドスピンも500どころか300すら超えなませんでした。
もちろん、私がブリヂストンのドライバーを長く使っているので、タイミングやヘッドの感覚に慣れているというのも考えられます。
それでも、純正でこの安定感なのは好印象です。
XD-3のヘッド
今回のモデルチェンジのトピックは、やはりヘッドにあると思います。冒頭で述べたように、これまで使わなかった技術をモリモリに詰め込んでますし、デザインもかなり近代的になりました。
打感は今までのブリヂストンと遜色なく、安定感も素晴らしい。色やデザインは好みが分かれそうなところですね。
私は古典的な小さいヘッドが好きですが、最近はどのクラブも大きなヘッドなので、慣れてきました。
これは、なにも私だけの話ではなく、ユーザー全体に言えると思います。
つまり、これまでのブリヂストンユーザーは、洋梨型の小ぶりなヘッドを好き好んで使っていたのに、時代とともにヘッド巨大化の波に流されているのです。
なんだかブリヂストンの新時代の幕開けみたいですね(笑)
XD-3のシャフト
ツアーBの上位モデルであるXD-3は前作同様、純正はグラファイトデザイン社製。デザインも最新のVRに似ていますね。
ちなみに、ヘッドが194gで、シャフトは57g。トルクはSで4.9、SRで5.0と高め。
同時期発売のスリクソンZ785の純正とほとんど同じです。
しかし、試打した感触はこちらの方がしっかりしています。このあたりは実際に試打してみないと分からないですね。適度にしなるため打感に貢献していると思います。
テンセイCKプロオレンジの記事もあります。

XD-3の強み
扱いやすさでしょう。
低スピンで球のふけ上りは皆無。しかもしなり感の気持ち良いシャフトで重量も特別重いわけではない。
絶妙なバランスで癖のない扱いやすいクラブになっています。構えた時も、完全にストレートで静止しますし、長さが45.25インチなのでイメージしやすい。
とにかく、バランスが良いのがこのクラブの扱いやすさに繋がっているのでしょう。
XD-3のダメなところ
私はこのデザインが好きにはなれません。(笑)
金属弦が縦に入っているのがダメですねぇ。
もちろんこの向きは、弦がボールが当たったときにたわんで、そのたわみで飛ばすというメッセージが感じられるんですが、単純にかっこ悪いです。
それでも、大きさや形は特に気になりませんでした。
データチャート
価格は性能を考えたらそんなに高くはないと思います。一年半後のマークダウンを狙うのもアリです!(笑)
飛距離、安定性、スピン量はかなり高評価。難易度は「扱いやすい」と感じるものの、誰でも打てるクラブという感じではありません。
総評
今回試打レビューしたXD-3、総じて良いクラブだと思います。完全にスリクソンZ785の対抗馬ですが、デザイン以外は圧勝。
飛距離性能も高く、高さ方向でのミスが少ないのでプレーの幅が広がると思います。JGRのボールなら300yは確実に出せそうです。

デザインは私の好みとはかけ離れているものの、こればかりは個人差があるので実際に確かめてみて欲しいと思います。
おススメ度
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