単独モデル
キャロウェイはビッグバーサ系のエピック、X系のローグのメインの2つのモデルが販売されています。
今回紹介するビッグバーサB21ドライバーはそれとは別の単独のモデル。テーラーメイドもミニドライバーという単独のモデルがあるのでそれに近いです。
コンセプトとしてはドローバイアスで比較的低スピンとのことですが、まぁそんなことは知ったこっちゃないので試打データをもとに分析したいと思います。


ビッグバーサB21ドライバーのデザイン
ビッグバーサB21ドライバーはかつてのビッグバーサと同じ紺と赤です。
造形は複雑で凹みがあったりします。ソールは後方に伸びていて長いです。
ソール後方にウェイトが配置されています。
非常に長いです。このデザインは嫌いな人がいるでしょうね。
ビッグバーサB21ドライバーは歴代キャロウェイの中でもトップクラスにシャローバックです。
純正シャフトはスピーダーです。
試打データ
ヘッドスピード | 53.5m/s |
ボールスピード | 74.2m/s |
平均キャリー | 283y |
平均トータル | 302y |
平均サイドスピン | 234rpmドロー |
平均バックスピン | 2765rpm |
平均打ち出し角 | 2.0° |
平均打ち上げ角 | 18.1° |
最大の高さ | 57y |
落下角度 | 49° |
左右ブレ | -4y |
高初速のキャロウェイとしてはビッグバーサB21は初速は低い部類に入ります。その理由はいくつかありますが、角度効率がよくないのではないかと考えられます。
特徴的なのは打ち上げ角度です。18°という高い打ち上げ角度はこの手のドライバーとしても珍しい高さです。強く右に打ち出してドローしているので曲がり幅は小さいです。
最高飛距離はキャリー293yです。この時のバックスピン量は2312rpmです。バックスピン量のボリュームゾーンは2900rpmあたりです。高スピンです。
ビッグバーサB21ドライバーの良さ
ビッグバーサB21ドライバーは振っている時のヘッドの動きが分かりやすいです。こんなに長いヘッドでそれを感じるのはびっくりしました。
決してコントロールしやすいというわけではないのですが、邪魔をする挙動はなく素直と言えます。
また、打感も気持ち良いです。感覚的にはエピックフラッシュに近いです。世代が近いマーベリックやエピックスピードとはだいぶ違うと思います。
カーボンクラウンの形や大きさが響きに影響しているのだと思います。
ビッグバーサB21ドライバーの特徴
- ドローバイアス
- 逆球はほぼ出ない
- 高スピン
- 高打ち上げ
- 右打ち出し
- 初速が出ない
ビッグバーサB21のセッティング
ビッグバーサB21ドライバーのヘッド重量は191gです。
マトリックスチャートではTS1の左上あたりではないかと思います。
ビッグバーサB21は、はっきりとドローバイアスであることは間違いありませんが、想像していたよりもマイルドです。
あまりカスタムしてまで使う必要もないかと思いますが、右下のDIやスピーダーTRなんかだとちょうど良いスピン量になるのではないかと思います。ただ、純正で既に初速が低いので飛距離は期待できないと思います。
データチャート
安定性が高く誰でも性能を引き出せるドライバーだと思います。ただ、初速性能が低いというのは私的に許し難い特性なので高評価になることはまずありません。
総合評価
確かに需要はあるかもしれません。ただ私がおススメすることはない。
挙動の安定感は素晴らしいので可能性を感じるドライバーではあります。
おススメ度 (3 / 5)
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