なんのために入れるの?
ウェッジは標準のアイアンセットに入っていないので、初心者のうちはなぜ入れるのか分からかった、もしくはまだ分かっていない人も多いのではないのでしょうか。
仕方ないです、誰も教えてくれませんから。この記事を見ているあなたはウェッジについて調べているものと思いますので、ある程度は知識があるかもしれません。
ですから、こんな組み方もあるんだな、と思っていただければよいと思います。
楽だから
ウェッジを入れる理由で一番大きいのは、楽だからです。
一般的なアイアンだとセットに入っている最もロフトが寝ているPWの度数は43°~45°です。例えばPWの距離が100yだとすると、それより短い距離はテイクバックないしフォローで調整するということになります。
これは非常にめんどくさい上に技術的にも難があります。仮にPWで全て処理しようと思えば3種類ほどパターンを用意しなければならないからです。
そうすると芝の状況や風に気を取られてしまうので安定したショットが出来なくなります。実は私もウェッジは52°一本でやっていました。毎日練習していた上に練習量も多いのでそれで成り立っていましたが、全くおススメできません。
というのも、私は4年のブランクを経て久しぶりに始めたわけですが一年経った今でもうまくコントロールできないからです。ですからさすがに私もウェッジを増やしています。
ウェッジを3本入れるだけでフルショットの距離が3種類になり、簡単なハーフショットも3種類増えるので計6種類の距離を手に入れることが出来ます。
つまり、本数に余裕があるならウェッジで埋めてしまうのが無難だということです。
スコアに直結する
上記の通り、振り幅のミスで一打損することになります。しかも、フェアウェイウッドやユーティリティと違ってかなりの頻度で使うので簡単に2,3打になってしまいます。
パターで少しオーバーしてもショートしてもせいぜい一打。しかし、アプローチや100y以下の寄せでミスをするとアンジュレーションの悪い所に飛んでしまうこともザラです。
ですから、ウェッジの本数を増やすだけでスコアを出しやすくなるのです。
どんなふうに入れるの?
度数
度数は3°~5°刻みが適切だと言われています。
おススメは4°刻み。理由は入手しやすいことと、飛距離の差が分かりやすいことです。ウェッジだと1°で2~3y飛距離が変化します。4°だと約10yの差になります。
50y以内はグリーンの面が見える場合がほとんどですのでハーフショットで処理することが出来ます。
注意点
度数のスパンは4°で良いのですが、1つ注意点があります。
それはPWとの度数の差の付け方です。ウェッジ同士と同じように4°刻みだとPWとその下のウェッジの距離の差が開きます。
何故かというと、ウェッジにはミーリングといって摩擦を増やす溝と表面の加工がされているからです。さらに、ウェッジは鉄の塊ですからヘッド重量が非常に重いです。
よってPWとの度数の差だけ縮めてください。PWが45°ならウェッジは48°か、選択可能なら47°から4°刻みで組んでみてください。
メーカーによる違い
メーカーによる性能の差はありません。
先に述べた通りウェッジは鉄の塊ですからいくら表面に加工をしたところで性能に影響はありません。ですから、形や色で決めってしまって大丈夫です。
参考までにこれは全てピンのウェッジですがネックやヘッド、スコアラインなど全て少しずつ違います。どれが良いというのは特にないので、イメージしやすいものを選びましょう。
おススメの本数
出来るだけ多くしてください。
優先順位は高いのでドライバー、アイアンセットの次にウェッジを選択しましょう。それからフェアウェイウッドやユーティリティを選びましょう。
PWが45°以下ならできれば4本。最低でも3本追加してほしいです。
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