計測方法の異なる高性能計測器
私が良く使っているフライトスコープミーボは、ドップラーレーダー式の弾道計測器です。
一方、スカイトラックは販売店にも設置しているような計測器で、カメラを使って打球をキャッチするタイプです。
よって、フライトスコープミーボは球の真後ろ、スカイトラックは球の前に設置します。
今回は同時に計測してみて、データの差異を検証してみたいと思います。
ドライバーで計測
初速はスカイトラックの方がやや低い値になりました。おそらく、練習球をコース球に換算した値なので、このような違いになるのだと思われます。
打ち出し角はだいたい同じ。どの計測結果も同じくらいの差になりました。
ただ、スピン量はかなり違っていて驚きました。
アイアンで計測
7番アイアン①
キャリーで6y差。今度はミーボの方が大きい数字になりました。初速も逆転してミーボの方が少なくなってしまいました。
打ち出し角はほとんど差がありませんでした。
スピン量はドライバーと同じくスカイトラックの方が大きい数字です。
7番アイアン②
スピン量はやはりスカイトラックがかなり多いですね。キャリーはミーボが10yほど大きくなりました。
7番アイアン③
このデータはキャリーが同じくらいでした。スピンの差はどういうことなんでしょうか。。。
ウェッジ
ウェッジ①
ウェッジが一番近い数字になったように思います。やはり重要なのはキャリーの距離の正確性なのでウェッジとアイアンで同じ数字が出るなら、十分使い勝手が良いと思います。
ウェッジ②
唯一、スピン量が逆転したデータになりました。
キャリーはだいたい同じで、自分の感覚ともほとんど一致しています。
データの違いを分析
この手の計測は「どれが正しいのか」を評価するのは困難だと考えています。
それは、どの計測器も予測値であって実測ではないからです。
大きな違いは、長い番手でのキャリーの距離と、すべての番手におけるバックスピン量の多さです。
キャリーはスカイトラックの方がいつも試打データを取っているGC2に近く、バックスピン量はフライトスコープミーボの方がGC2に近かったように思います。
練習場のボールで計測したので、長い番手程実弾換算しているスカイトラックの方が飛んでいましたね。
まとめ
どちらが優れているということではありませんが、それぞれの特性を理解したうえで使う必要があると思います。
やはり、軽量で小さく持ち運びが楽なミーボは魅力的ですし、方向がビジュアルで分かるスカイトラックも捨てがたいです。
自分に合うツールを使って上達につなげましょう。
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